在学生・卒業生の話

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プロフィール

  • 松本歯科大学
  • 2007年卒業
  • 歯学部
  • 歯科医師
歯科医療でふるさとに貢献
  • 名前
  • 笠原 隼男(卒業生)

僕は地元・長野県の出身です。卒業後は、松本歯科大学の歯科補綴学講座に勤務して、患者さんの歯科治療や歯学部学生の実習指導、および臨床研究を行っています。

長野県は長寿日本一の県として知られ、高齢者の方々が多くなってきていますが、健康で長生きするためには、健康な歯が大切です。診療したお年寄りから「歯を直してもらったおかげで、大好きな野沢菜がまた食べられるようになった」と、感謝されることがよくあります。これからも歯科医療人として地域の人々の健康長寿に貢献していきたいと思っています。

また、日本補綴歯科学会や日本スポーツ歯科医学会などにも所属していて、そうした学会で研究発表を行うこともあり、自分の研究が将来的に歯科医学の発展に寄与できることにもやりがいを感じます。長野県は日本のほぼ真ん中に位置しているので、全国から学生が集まりやすいし、日本各地で開かれる各種学会への移動、出張も意外と便利ですよ。

今後は知識・技術をさらに身に付けて、患者さんの心のよりどころとなれる歯科医師になることが目標です。

高校生のみなさんは希望や不安が入り乱れて大変な時期だと思いますが、自分の進むべき道を見つけてください。若いときは地元を離れて東京などに行きたがる傾向が強いかもしれませんが、自分が生まれ育ったところをもう一度見つめ直してみては…。美しい山々に囲まれ、空気はおいしい。周囲には自分のよく知っている人々がいて、馴染みの深い場所や風景がある。ふるさとでのびのびと勉強し、卒業後は自らの仕事を通じて地域社会に貢献することは、やりがいのある一つの選択肢であると思います。