お知らせ

第2回『K³茶論』が開催されました。

2009.06.22 K3茶論 一般 大学生 高校生 教職員

 6月18日(木)午後5時30分より、高等教育コンソーシアム信州加盟各大学の遠隔講義システム講義室・会議室において、第2回『K3茶論』が開催されました。
 
  地質学がご専門の小坂共榮先生

 今回の『K3茶論』は、2009年3月に信州大学を定年退職された、信州大学理事小坂共榮先生に「学生たちと、歩いて歩いたフォッサマグナ」をテーマにご講演いただきました。

 第1部では、小坂先生の最終講義を中心に、先生のご専門である地質学を信州の自然と共に紹介し、第2部では、長野県の自然災害から学ぶべきことを紹介されました。

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信州の地質や自然についてお話いただきました
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  学生との研究の思い出も語っていただきました
 信州には、フォッサマグナや中央構造線が通るほか、水内(みのち)帯と呼ばれる日本でも非常に珍しい大規模な褶曲(しゅうきょく)帯があります。先生は信州の自然を歩きながら、この水内帯を形成する礫(れき)の集積を調べ、フォッサマグナに関する研究を進めてこられたそうです。

 また、学生達と共に歩く中で、学生が500万年前や100万年前のゾウの臼歯の化石を発見したことや、研究を進めながらの学生とのふれあいについても紹介されました。
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 第2部では、近年に起きた信州での災害や、古文書による災害発生場所とその地区の地質学的構造から、自然災害は地層・岩石の成り立ちや構造と非常に大きな関係があることを紹介されました。
 
参加者の様子  各大学の遠隔講義システム教室の様子
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 次回の『K3茶論』は、7月2日(木)です。大学教職員、学生に関わらず、多くの方々のご参加をお待ちしています!

☆☆お知らせ☆☆

『K3茶論』では、随時ご講演いただける先生方を募集しております。
ご講演を希望される先生は、担当者(森下)までご連絡ください。